個人ゲーム月報 2020年8月

個人ゲーム月報 2020年8月

Pathfinder: Kingmaker

ファンタジー小説のような骨太なRPG体験

最後に同じ没入体験をもたらしてくれたのは『ウィッチャー3』だった。主人公が冒険者であり男爵でもある二面性の中で、仲間との冒険と王国経営の両軸がこのゲームで見事に融合している。高い自由度のシナリオと優れた文章表現が相まって、近年プレイしたRPGの中で最もロールプレイとしての充実感が高い作品だ。初心者が敬遠しがちなリアルタイム戦闘も、今月の「決定版」アップデートでターン制が追加され、その懸念も解消された。選択肢型RPGが好きなプレイヤーにおすすめ。

Subnautica

孤独の中で広大な未知の海底世界を体験する

孤独感を存分に味わわせてくれるゲームだ。マルチプレイなし、会話できるNPCもなし、あるのは機械的な電子アシスタントとたまに届く無線だけ。それでも美しい海は心を解放し、探索への欲求を抑えられない。序盤はサバイバルゲームに近いが、戦闘要素はほとんどなく、敵になるのは主に酸素と「もっと深く潜りたい」という自分の欲望だ。海が好きで、未知の探索やベース建築が好きで、マルチプレイや戦闘に飽き飽きしているプレイヤーにおすすめ。

GreedFall

演出は優秀だが欠点も明らかなRPG

剣もあれば銃もあり、魔法まで使える大航海時代。主人公は外交官として新大陸探索に赴く。フルボイスで演出は優秀、ステージも精緻で美しい。しかしゲームデザイン全体の出来は惜しい。戦闘操作がぎこちなく、序盤の導入は引き込まれるものの、チャプターが明けると急速に失速し、クエストの作業感が重くなる。外交官というより使い走り。任務の自由度はあるが結果への影響は薄い。設定は作り込まれているものの、粗いゲームテンポが全体の評価を下げている残念な一作だ。

Fallout 76

ネット版廃墟冒険、賑やかだけど空虚

オンライン版Fallout。社交性があり友人と一緒に遊べるのが最大の長所。ただしFalloutシリーズが好きな人は、自分がオンラインゲームを楽しめるかどうかまず考えてほしい。前作のNew Vegasや4と比べると、本作は物語が薄く整合性にも欠け、続編として失格レベルだ。一般的なオンラインゲームとしても、パーティーは組めるが交流性は極めて低い。メインストーリーは短く、クリア後にできることも少なく、無限のデイリーミッションが待つだけだ。ただ運営側は現在コンテンツ追加に力を入れており、近い将来の復活に期待できるかもしれない。

以下、スマホゲーム

Soul of Eden

Soul of Eden」縦画面で遊べるアニメテイストの期待の新作MOBA!|オンラインゲームPLANET

クラッシュ・ロワイヤル2.0

台湾のRayark製、リアルタイムストラテジー&カードのPvPゲーム。スマホゲームはあまりやらないが、国産ということで試してみた。グラフィックは洗練されていてアニメーションもスムーズ、1試合のテンポが非常に速く、時間がない中でも対戦を楽しみたいプレイヤーにぴったりだ。

雀魂(じゃんたま)

ロン、タンヤオ!

最近日本で日本麻雀ブームが再燃していて、中でも最も人気なのがこの中国産スマホゲームだ。美少女・美少年をガチャで引く部分はさておき、麻雀部分の作り込みは本物だ。詳細な個人戦績と牌譜リプレイ機能を完備。シーズン戦のチャレンジ機能は単調になりがちな麻雀ルールに活気を与え、特殊ルール卓も時折開催されるため、ガチ勢にも気軽に楽しみたいプレイヤーにも向いている。日本麻雀好きな方(とガチャで衣装を集めたい方)におすすめ。